母や祖母の思い出の着物…大切な着物を売ったときのエピソードをまとめました。

祖母の着物を売る

先週、いわゆる断捨離を実行し、手つかずになっていた祖母の着物を売りました。私は茶道や着物友達がいるので、着物は定期的に着ています。そのため、多少自分に合わない母から譲り受けた着物などは、欲しい友人に譲ったりしてきたため、売却ということは考えたことがありませんでした。

ところが、祖母の着物はあまりに小さく…。昔の人なので身長は150センチに満たず、行も足りないため引き取ってくれる友人が見つからなかったのです。

そこでまず、巷で幅広く営業しているたんすやさんに売ろうと思いました。たんすやさんでは着物の質や元値を考慮せず、「売れる」と判断された着物は、訪問着や留袖など絹の着物で一律1,500円での引き取りでした。そこからクリーニングに出し、2万円程度で売られるとのことでした。

祖母の着物は素材や作りは現在量産されている着物より格段に上質なのですが、何分昔のものであるため、元値がわかりません。また、サイズが現代の人のサイズより極端に小さいことや、柄も古典的で今っぽくないということから、着用目的では買い手がなかなかつかないであろうと言われ、値段を500円で提示されました。練習用に欲しい方、もしくはほかのものに加工する目的で購入される方に格安で売るとのことでした。おそらくどこに持ち込んでも同様の結果とは思いましたが、祖母が大切にしていたものをその値段で手放すのはあまりに悲しくお断りしました。

次に持ち込んだのは、近所のリサイクルストアです。そこではブランド物のバッグなどを買い取るのではなく、売り手の言い値で店舗に置き、売却された時点でマージンを取る手法をとっているとのことでした。しかし、着物と帯についてはそのシステムを採用しておらず、最初に買い取ったうえで販売してくれるとのことでした。提示された値段は、一枚1,000円でした。和服について多少目利きはあるものの、現代では需要があまりないため、どれだけの上ものであっても高値はつけないとのこと。また、「どこに来ても恥ずかしくないような着物であれば、価値をわかっている人はまず売ることはない。失礼ながら、売られるものは誰にとっても手に余るもの」と言われました。

もともとお金を作りたくて売却を決めたわけではなく、保管していても活用する機会がないことから決めたことです。これ以上回っても結論は買わないとみて、そのリサイクルストアに引き取ってもらうことにしました。

後日、リサイクルストアの前をとおったところ、売値は1万円になっていました。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カテゴリー